荷ゴキ完売
時々、荷ゴキの行商をしていた。
テイムは時間や手間をかけずにできるようになったので、入荷は簡単なのだが、商売は相手のある事なので、簡単には売れない。
最初の頃は、新人で金がないというプレイヤーには、3Kで売ったりしていたのだが、アトランの荷ゴキ相場はけっこう高騰していて、マジンシアでは50Kから100Kで売られている。そちらの商売を邪魔しても悪いので、30Kで売る事にした。
捕まえてきた荷ゴキにForSale30Kという名前をつけて、ニューヘイブンの銀行前をうろうろする。売れる時は売れるが、売れない時はぜんぜん売れない。
別に荷ゴキを売って儲けようとは思っていない。金策が目的なら、転送粉を売る方が断然儲かる。行商はUOという世界の中で他のプレイヤーと積極的に関わるひとつの手段だと思っている。
それで、売れない期間が長引き、お気に入りになってしまった荷ゴキがいた。ペットにしている荷ゴキは既に2スロットになっているので、1スロットのがいてもいいと思い、訓練を開始し、たまにettinとか蛙と戦わせていた。それなりに育成した個体を30Kで売るのもアホらしいので、訓練進行度に合わせて5%進行する毎に50K値上げする事にした。10%で100K、15%で150Kという感じだ。
その荷ゴキが250Kで売れた。売れなくてもいい。ForSale1Mの荷ゴキを連れ歩こうと腹を決めかけた時だった。
実は250Kの荷ゴキが売れる可能性はかなり低いと思っていた。テイマースキルを持っていなければ、戦わせる事はできないので、荷ゴキなんてどれでも同じだ。襲われた時に、ちょっと死にずらいというメリットしかない。テイマーなら、自分でテイムし、自分で育成しようと思うのが普通だ。
しかし、テイムしたての荷ゴキは簡単に死んでしまう。特に初期の育成はかなり面倒くさい。実際、育成にかけた手間は250Kどころではなくて、かなりお買い得なのは間違いない。買ってくれたプレイヤーさんは、そこのところを良く判っていたらしい。
これからも荷ゴキを売るかどうかは決めかねている。ゴッコ遊びとしては面白いのだが、厩舎スロットが厳しい。販売用の荷ゴキを1体テイムすると、4スロットのペットが使えなくなってしまう。3スロットと2スロットのコンビネーションも実現できない。少なくとも、販売用の荷ゴキを育成するのはやめておこうと思う。ゲーム上のペットなのだが、ちょっと情がうつってしまい、売れてしまうと一抹の寂しさがある。
まぁ以前に比べれば、荷ゴキのテイムは格段に簡単になっている。この現状を踏まえれば、もし荷ゴキを扱うにしても、売れなければ、テイムしたその日のうちにリリースするというのが妥当なやり方かもしれない。
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